スタッフ日誌
木材のあれこれ ~~ パート3 ~~
2022-04-28
こんにちは、ベルキッチンスタッフEです。
今回は、ベルキッチンで使われている木材のオーク材を紹介します。
日本ではナラの木と呼ばれ「どんぐり」のなる木としてもなじみ深い、ブナ科の広葉樹になります。ヨーロッパでは、その樹形の美しさからKing of Forest"森の王様"と呼ばれ、神聖視されてきたそうです。
特徴は、加工がしやすく、ヨーロッパや北アメリカでは家具やフローリング(床材)、ウィスキーやワインの樽の材料などに広く使われています。特にフローリングは、重く、硬く、耐久性があり、キズが付きにくいので、人気があります。
オーク材には板目、柾目、虎斑3種類の木目があり、それぞれ違った美しさを楽しめます。板目は、オークらしい山形の木目がハッキリと力強く現れるので、家具にしたとき重厚感がある雰囲気を作ってくれるところが人気です。
柾目は、切り出せる部分が決まっているので、幅広く切り出すことが難しいです。また幅を広く切り出すためには太い幹の木が必要になりますが、最近は木材も減少し、太い幹の木も少なくなってきているので、幅が広い柾目を手に入れることは難しく、また板目と比べると採れる量も少なく、価格も高価です。
また、オーク材には時々、まるで虎の模様に見える「虎斑(とらふ)」と呼ばれる特徴的な木目が見つかることがあります。取れる量も少なく、なかなか手に入れることが出来ない大変貴重な虎斑は、上質なオークの証と喜ばれる方がいる一方、この虎斑の模様が苦手で「嫌い」だとおっしゃる方もおられます。
このような、オーク材特有の木目を生かして、弊社はキッチンを製作しております。
みなさんは、どの樹がお好きでしょうか?