スタッフ日誌
木材のあれこれ ~~ パート4 ~~
2022-08-19
こんにちは、ベルキッチン製造3課Eです。
今回は、ベルキッチンで使われている木材のウォールナット材を紹介します。
ウォールナットはクルミ科クルミ属の落葉広葉樹になります。
産地は、アメリカ東部~中部にかけて南北に連なるアパラチアン山脈一帯に自生しており、厳しい寒さのもとで時間をかけて生長するため、硬く粘りのある材質を持つ一方、軽量で扱いやすく、加工性や塗装性にも優れている木材です。
また、加工後の狂いが少ないため、かつては飛行機のプロペラに使われたことがあるほか、現在でもライフルの銃床や楽器(ピアノなど)に、この木材が使われています。
辺材は灰白色で心材は濃い茶色のほか、時に黒紫色、赤紫色など見られ、非常に多くの色素をもち、色味は一様ではなく、辺材から心材にかけての様々な色がグラデーションを描き、美しい模様の表情を形成しています。
木理は不規則に交錯することが多く、これもデザイン的な効果を高めていると思います。
木肌は、仕上げの方法によって若干の差はあるものの、はじめは濃い茶色、そして時間の経過とともに明るくまろやかな茶色へと変化し、落ちついていき奥行きすら感じられます。
使い込むほどに味わいが出てくるのも大きな特徴と言えると思います。
ウォールナットの特徴をまとめますと以下のようになります。
1.衝撃に強い
2.重厚で狂いが少ない
3.加工性や接着性に優れている
4.見た目が美しい
このようなウォールナット材特有の木目を生かして、弊社はキッチンを制作しております
みなさんは、どの樹がお好きでしょうか?